「ちょっと散歩」のつもりが知らない町まで来ていて、帰り方を調べている。
探索者タイプに、同じ体質を持つキャラクターを5人紹介します。共通しているのは「勇敢」ではなく、「気になったから行ってみる」 という単純な動機です。
1. インディアナ・ジョーンズ(インディ・ジョーンズシリーズ)
探索者タイプの教授
大学では考古学の教授ですが、教室にいる時間より遺跡を掘っている時間の方が明らかに長い。地図に載っていない場所、誰も足を踏み入れていない遺跡——「未知」という言葉が、インディの行動エネルギーです。
危険だとわかっていても行く。計画が崩れても即興で対応する。探索者タイプの「とりあえず行ってから考える」という体質を、これほど楽しそうに体現したキャラクターはなかなかいません。
2. ビルボ・バギンズ(ホビット)
「冒険なんて」と言いながら飛び出した人
ホビット庄でのんびり暮らすビルボは、冒険とは無縁の人物でした。それが、ドワーフたちに半ば強引に誘われて旅に出る。
面白いのは、最初は嫌がっていたビルボが、旅を重ねるうちに「次は何があるだろう」と前のめりになっていくところです。探索者タイプは生まれつき冒険好きというより、一度飛び込んでしまうと止まれなくなるタイプでもあります。ビルボはその典型です。
3. ルパン三世
面白そうなら、とりあえず行く
世界中を飛び回り、難攻不落の場所に忍び込み、誰も盗まなかったものを盗む。ルパンの動機はお金より「面白いかどうか」です。
計画は立てますが、崩れても気にしない。予想外の展開を楽しんでいる節すらある。探索者タイプの「飽き性に見られることもあるけど、ただ世界が広すぎるだけ」という感覚を、ルパンは軽やかに体現しています。
4. キノ(キノの旅)
どの国にも3日しかいない探索者
キノはどの国にも3日しか滞在しません。理由は明確に語られませんが、その姿勢は探索者そのものです。
探索者タイプの本質がここにあります。目的地に着くことより、知らない場所へ向かっていること自体が目的です。知名度はやや高くありませんが、探索者タイプを語るなら外せない作品です。
5. ドクター(ドクター・フー)
宇宙と時間を旅し続ける男
名前は聞いたことがあっても、実際に見たことがある人は少ないかもしれません。イギリスで60年以上続く長寿SFドラマの主人公です。タイムマシンで宇宙中・時代中を飛び回り、行く先々で「面白いことが起きていないか」を探し続けます。
目的地を決めてから行くのではなく、気になった方向へ飛んでいく。探索者タイプの「やったことがない」が背中を押す感覚が、60年分詰まっています。
5人とも、次の場所を決めてから動いていません。
知らない路地を見ると曲がらずにいられない人には、どこかで刺さるはずです。