「知らない路地を見ると、曲がらずにいられない」——探索者タイプにとって、まだ見ていない場所・知らない体験への引力は止められません。
この記事では、その探索欲を家の中でも、街の中でも満たしてくれるサービスを9つ紹介します。
1. Atlas Obscura(無料・Web/アプリ)
「世界の奇妙で素晴らしい場所」を集めたデータベースです。
普通のガイドブックには載りにくい場所——地下に眠る古代都市、奇妙な博物館、崖の中腹に建つ修道院、砂漠の中の廃墟ホテル——が2万件以上登録されています。地図から探すこともでき、「自分の街の近くにもこんな場所があったのか」という発見が続きます。
読むだけでも十分楽しいですが、「次に行く場所リスト」を作り始めると止まらなくなります。
2. Geocaching(無料プランあり・Web/アプリ)
GPSを使って世界中に隠された「宝箱」を探すアクティビティです。
世界190カ国以上に300万個以上のキャッシュ(隠された容器)が存在していて、アプリを開くと近くのキャッシュが地図に表示されます。街の公園、川沿いの道、山の頂上——普段何気なく通り過ぎている場所に、実は何かが隠されているかもしれません。
無料プランでも十分遊べます。見つけたらログに記録して、次のキャッシュへ。
3. Google Earth(無料・Web/アプリ)
ストリートビューより一歩引いた、「地球を俯瞰する」体験ができるサービスです。
衛星写真で世界中を飛び回れるのはもちろん、「ボイジャー」機能では探索テーマ(海の深さ、絶滅危惧種の生息地、世界遺産など)に沿って地球を巡れます。3Dビューで山脈や都市を立体的に見ることもできます。
「今日はアマゾン川を河口まで遡る」「ヒマラヤ山脈を端から端まで眺める」という使い方がはまります。
4. Wikivoyage(無料・Web)
Wikipediaと同じ運営母体による、完全無料の旅行ガイドです。
行ったことのない街を調べて、「どんな雰囲気の場所なのか」「何が有名なのか」「地元の人はどんな食事をするのか」を読むだけで、実際に旅している感覚が少し味わえます。英語版は3万ページ以上あり、日本語版もあります。
旅行の計画を立てるためだけでなく、「どこかに行った気分になる」暇つぶしとしても使えます。
5. AllTrails(無料プランあり・Web/アプリ)
ハイキング・トレイルに特化したガイドアプリです。
世界中のトレイルが登録されていて、難易度・距離・獲得標高・ユーザーレビューで絞り込めます。「今週末、近くで歩けるコースを探す」という使い方が基本ですが、行けない遠い山のルートを眺めているだけでも楽しいです。
無料プランでもルート検索と地図閲覧ができます。有料のPlusプランではオフライン地図が使えます。
6. izi.TRAVEL(無料・Web/アプリ)
ガイドなしで街を歩きながら音声解説が聞けるサービスです。
166カ国6,500都市以上に対応していて、美術館・街歩き・史跡など3万以上のツアーが登録されています。有名観光地から、地元の人が作ったマニアックな街歩きコースまで幅広く、知らない街を歩くときに一気に深みが増します。
多くのツアーは無料で利用できます。一部有料コンテンツもあります(数百〜千数百円程度)。
7. Randonautica(無料ダウンロード・一部有料・アプリ)
乱数を使って「行き先」を決めてくれる探索アプリです。
目的もなく歩き回りたいけど行き先が決められない——そんなときに、乱数で生成された近くの座標を「行き先」として提示してくれます。意図せず知らない公園、気になる路地、地元の小さな神社の近くへ向かうことがあり、「偶然」を楽しむための仕組みになっています。
結果に意味を見出すかどうかは自分次第。私有地や危なそうな場所には入らず、散歩のきっかけとして使うくらいがちょうどいいです。
8. YAMAP(無料プランあり・Web/アプリ)
国内で広く使われている登山・アウトドア向けアプリです。
全国の登山ルートが登録されていて、他のユーザーの活動日記を眺めるだけでも「こんな山があったのか」「この時期にこの景色が見られるのか」という発見が続きます。GPSによるルート記録機能もあり、実際に山へ行くときの安全対策としても使われています。国内の山や登山記録を探しやすいのが特徴です。
基本無料で、一部のオフライン地図などが有料プランに含まれます。実際に山へ行くときは、天候・装備・登山計画もあわせて確認しておくと安心です。
9. 駅メモ!(無料プランあり・アプリ)
日本全国の鉄道駅を「訪問する」ことで収集するGPS位置ゲームです。
実際にその駅に行くと、可愛いキャラクター(でんこ)とともに駅を「メモ」できます。路線を完乗したり、都道府県の全駅を制覇したりと、電車に乗ること自体が探索の目的になります。普段乗り過ごしていた駅に突然意味が生まれる感覚があります。
鉄道好きでなくても「日常の移動が探索になる」体験として楽しめます。
探索者タイプにとって「まだ知らない場所がある」という感覚自体が楽しさの源です。今夜はAtlas Obscuraで世界の奇妙な場所を眺めるか、明日の散歩ルートをGeocachingで探してみてください。